本コラムでは、上場会社として求められる品質管理体制を構築するうえで、業務改革・業務改善を担当するマネージャーが何をなすべきかという点について解説いたします。
カテゴリー: コラム
決算・開示業務における業務改革(BPR)と業務改善ー④リソース不足の解決方法
本コラムでは、「リソース不足」の課題を解決する方法について解説します。
人手が足りないため、残業時間を減らせないと悩んでいる経営者・管理職の方はとても多いですが、よくよく話を聞いてみると、問題の本質はリソース不足ではなく別の課題に起因していることもしばしばございます。
以下の表では、リソース不足を課題として掲げる会社から良く話を参考に、場合分けを行い、それぞれのケース毎に「ゼロベースで考えた場合の」対策の具体例をいくつか紹介します。
決算・開示業務における業務改革(BPR)と業務改善ー③業務改革・業務改善を行うプロセス
本コラムでは、業務改革(BPR)・業務改善を行うプロセスについて一般的な取り組み方法をご紹介します。大きく分けると5つのステップがあります。
決算・開示業務における業務改革(BPR)と業務改善ー②決算・開示業務における4つの課題
決算・開示業務における業務改革(BPR)と業務改善ー①BPRとは?
有給休暇取得の義務化など「働き方改革」の関連法案が施行され、残業時間の削減などへの取組みが急務となっております。そのため、上場会社の管理部門でも、これまで以上に大きな改革が求められ、従来の業務プロセスや組織のあり方そのものを見直す企業も増えております。
本コラムでは、業務改革と業務改善という切り口で、決算・開示業務における課題をどのように解決していくのかというテーマについて解説します。
まず始めに、BPRの定義、そして業務改革が業務改善とどう違うのか、なぜ今、業務改革(BPR)に注目が集まっているのかについて触れていきます。
長時間労働是正に必要な7つの視点④
長時間労働是正に必要な7つの視点③
前回のコラムでは、決算開示業務における長時間労働是正に向けた3つのステップについて解説しました。本稿では、それぞれのステップでの取り組みにより、どのように時間が減るのかを説明します。 続きを読む →
長時間労働是正に必要な7つの視点②
長時間労働是正に必要な7つの視点①
以前のコラム(長時間労働に陥りやすい企業の特徴)で紹介した通り、長時間労働に陥りやすい企業の特徴として、
- 業務が属人化し、キーマンに業務が集中してしまっている
- 『人手不足』だからと諦めてしまっている
- 決算修正が多く、作業の手戻りにより業務が増えてしまっている
- その他(会議が多い、社内説明資料の作成に時間を割かなければならない)
等が挙げられます。そして、長時間労働を是正するためには、『残業をさせない』といった強制的なルールを策定する、あるいは、指示だけ与えて対応は現場任せにする等、形だけの対策を採っても根本的な解決にはなりません。
では、経理部や開示書類作成を担当される部署において、長時間労働を削減し生産性の高い組織にするためには、どうすれば良いか?
この点について、私の考える対応策を本コラムで紹介したいと思います。 続きを読む →
長時間労働に陥りやすい企業の特徴④-その他
特徴④ その他
長時間労働に陥りやすい企業のその他の特徴を以下に記載します。
- 会議が必要以上に多い(例えば打合せをする前に関係者で集まって打合せの打ち合わせまでしているような会社)
- 会議の時間が長い
- 会議の参加者メンバーが多い
- 付き合い残業が多い
- 残業が習慣になってしまっている
- 社内説明用の資料が多い(社内の経営会議等で説明するための資料作りが膨大で、決算の時期にその対応もしている)
まとめ
このように長時間労働に陥っている企業にはいくつか共通する特徴があります。
これらの改善を図るには、担当者個人の判断でできるものでは少なく、多くの場合、組織として取り組む必要があります。 続きを読む →